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反復学習で基礎学力の定着を図る


反復学習で基礎学力の定着を図る

読み書き計算といった基礎学力は、子どもたちが(人が)社会生活をしていく上で最低限必要なものであり、「生きる力」の基礎であると考えます。

ところで、最近の反復ドリルブームを発端にした学習論では、ドリル的な反復学習を重視し、その時間の確保のために問題解決学習や応用・発展的な学習を削るという動きもありますが、基礎学力の上に立った応用・発展的な学習が大切であるということは言うまでもありません。


プリント教材を用いた反復学習

この方法には、「紙」を使用します。コンピュータで自動作成した問題を用紙に印刷し、子どもたちは紙ベースで問題を解きます。 紙は子どもたちにとって最も使いやすく使い慣れたものです。ここでは、キーボードで答えを入力するタイプのドリルソフトを推奨していません。キーボードやマウスを使うのではなく、きちんと数字や文字を紙(ノート)に書くことが一番大切です。

  • 子どもたちにとって最も身近で、最も使いやすいもの
  • 慣れ親しんだ従来型インターフェイス
  • 自分の机で学習できる。紙と鉛筆で学習できる。
  • 書くことで効率よく覚える。

  

 

コンピュータ

  • コンピュータによる条件内ランダム出力 → 自動作成
    (例 Keisan-PRI → 342作成エンジン搭載)
  • 機械的作業、マクロ
  • 体裁・印刷 → 自動印刷
  • 問題作成の省力化

 

  

                
紙とコンピュータ、それぞれの優れた性質を生かす。

計算プリント自動作成」 「時計プリント自動作成」  「発展型百ます計算」 「漢字プリント自動作成」 「英単語プリント自動作成」 「サークル計算(Excel VBA)」 「百ます計算(Excel VBA)」 「四則計算(Excel VBA)」 「漢字プリント(Excel VBA)」 等を利用した反復学習

  • 毎朝の学級の時間、授業開始・授業終了の定着の時間等で5分間ドリルを継続してみます。
  • 静岡県のある小学校では、計算プリント自動作成の「計算進級カード」を作り、全校で取り組んでいます。→Excelファイル「計算進級カード」へ

各学年で必ず習得してほしい四則演算

意欲をもって学習できるように工夫しましょう。
そして、学年末には必ず課題が定着しているかどうかを確認して下さい。

課題 対応する
計算プリント自動作成 の項目
課題 対応する
計算プリント自動作成 の項目
1学年 2学年
 10の合成・分解  「いくつといくつ」(1)(2)  たし算の筆算  「たし算の筆算」(1)〜(7)
 繰り上がりのあるたし算  「たし算」(5)  ひき算の筆算  「ひき算の筆算」(1)〜(8)
 繰り下がりのあるひき算  「ひき算」(5)  かけ算九九  「かけ算・九九」(1)〜(16)
3学年 4学年
 かけ算の筆算  「かけ算の筆算」(1)〜(10)  わり算の筆算  「わり算の筆算」(1)〜(8)
 あまりのあるわり算  「わり算」(4)  小数のたし算  「小数のたし算」(1)〜(9)
 小数のひき算  「小数のひき算」(1)〜(5)
 整数と小数のたし算  「小数のたし算」(10)
 整数と小数のひき算  「小数のたし算」(6)
5学年 6学年
 小数×小数のかけ算  「小数のかけ算2」(1)〜(7)  最小公倍数は最大公約数  「倍数と約数」(3)(4)(7)
 小数×整数のかけ算  「小数のかけ算1」(1)〜(8)  異分母分数のたし算  「分数のたし算2」(1)〜(4)
 小数÷小数のわり算  「小数のわり算2」(1)〜(8)  異分母分数のひき算  「分数のひき算2」(1)〜(3)
 小数÷整数のわり算  「小数のわり算1」(1)〜(8)  分数×整数のかけ算  「分数のかけ算1」(1)〜(6)
 分数と小数の変換  「分数と小数・整数」(3)  分数÷整数のわり算  「分数のわり算1」(1)〜(5)
 分数×分数のかけ算  「分数のかけ算2」(1)〜(7)
 分数÷分数のわり算  「分数のわり算2」(1)〜(7)

よいプリント教材とは

プリント教材は、次の事項を満たしていることが大事だと考えます。

  • 問題のレイアウトが分かりやすい。
  • 用紙に適度な空白があり圧迫感がない。
  • 問題のタイトルや、適切な設問がある。
  • 氏名欄がある。
  • 学年に応じた漢字表記をしてある。
  • 学年に応じた文字サイズである。
  • 算数の筆算に必要なスペースや、中間式を書くためのスペースが十分確保されている。
  • 算数の筆算は子どもが書くようにしてある。
  • 計算や漢字の解答を見て、自分で答え合わせ(間違いの確認)ができるようにしてある。
  • 国語(漢字)のプリントには、可能ならば教科書体を使う。

       


暗記ソフトを用いた反復学習

コンピュータを利用した学習ソフトの多くは、

  1. 解答をキーボートやマウスを使って入力する。
  2. 正誤が表示される。採点される。
  3. 正解すると得点が加算される。
  4. 次の画面に移る・・・

といった流れのものが多くあります。これらは、子どもたちの興味を引き、学習意欲も継続されます。 音楽やアニメーションが伴えば学習意欲満点でしょう。

しかし、数多くの事柄を短時間に暗記していく学習の場合、これらのソフトは キーボード入力が面倒だったり、時間がかかったりと、決して効率の良いものではありません。

   

もっとシンプルに覚えたい。そんなとき「クリックde暗記カード」を使用します。何のおもしろみもありませんが、軽快なのが「暗記カード」のように効率的です。

  1. 問題を読む。
  2. 頭の中で解答を考える。
  3. 正解を見て確かめる ・・・

という だけの学習過程です。得点もなし、正解してもチャイムもなし・・・と、決して興味を引くものではありませんが、効率的に暗記ができることでしょう。

クリックde暗記カード」がテキストベースのドリルに対して、「画像deドリル」は画像を主としたドリルです。画像(写真)が何であるかを選択肢から選択して答えるものです。画像 によりダイレクトに設問を認識できる点から、小学校低学年の児童にも向いています。 テキストベースのドリル学習と、使い分けができそうです。

     


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